トレンド・トップ10

まずは、マーケティング専門家のRichard Hoがまとめた「中国の小売ビジネスを取り巻くトレンド・トップ10」を紹介しましょう。

ここ数年、中国の消費総額は年間約15%の伸びを見せており、中国市場はブームのただ中にあります。そうした中、FMCG(消費財)も品質で選ばれる傾向が見られるなど、中国の消費者トレンドも刻々と変化しています。と同時に小売ビジネスを取り巻く環境も大きく変化しています。

以下に掲げるのは、Richard Hoが着目した10項目です。また、これについて、中国市場のリサーチを専門とするChina Strategic Development Partners社のRichard Brubakerよる補足的なコメントも末尾に掲げました。

1. 地方都市における中産階級層が増大
2. 都市の拡大傾向
3. 小売業界の多様化
4. 小売業界の競争激化
5. 物流ネットワークの発展
6. 多国籍企業の大都市進出
7. 地方都市を基盤にしたローカル企業の成長
8. 新たな経営戦略の導入
9. 品質と安全性の向上
10. 消費財ブランドのグローバル化(10年後)

(1)中国のいわゆる2~3級都市の発展(富の増大)には目を見張るべきものがあり、一流ブランドやそれに次ぐブランド市場も発達。この傾向は今後も持続すると見られます。

(2)こうした都市における購買額の伸びは1級都市を上回るものの、地元ではなく、あえて上海、北京、香港でブランド品などを購入する傾向も続いています。大都市でのショッピングはステータスシンボルでもあり、例えばルイ・ビトンのバッグを購入するにしても、成都(四川省の首都)のパンダモールではなく、わざわざ香港で購入するといったぐあいです。

(3)2020年以降、中国は重大な社会経済的要因にどう対処するかが問題となってきます。すなわち、現在の中国の消費者層の中核をなしている80年代生まれは、仕事や両親からのの援助で可分所得に恵まれています。しかし彼らはまもなく、両親や祖父母の経済的な面倒を見る立場に置かれることになります。こうした状況になったときに、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性もあります。

(4)地元企業が競争や合併等などで市場から撤退する一方で、ナショナル・ブランドが確立するはずです。そうなったときの海外企業がどのような戦略で対抗するかが見物となります。地元の保護主義が台頭する可能性が高くなりますが、これもまた海外企業にとっては、品質向上と安全性強化で消費者の支持を得るチャンスと言えるかもしれません。

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カテゴリー: マーケティング, WEB・インターネット, 潮流・トレンド

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