2011年中国アパレルネット通販の4大トレンド

中国ネットリサーチの最大手である艾瑞諮詢集団(アイリサーチ iResearch)の「2011年中国ネット服装販売市場研究報告」によると、
2010~2011年の中国のアパレルEC市場は、以下のような四大トレンドを呈しています。

1.アパレルEC市場規模の急速発展
2010年の市場規模は1052.4億元、増幅119.3%
2011年の予期市場規模は2049.0億元、予期増幅94.7%
それは2014年に、5195億元の市場規模になり、
ネットショッピング全体市場シェアの27%を占める見込み。

(グラフ付きhttp://www.iresearch.com.cn/View/161145.html

iResearchは、その急成長を支える動力は二つあると分析しています。
一つは、現在アパレルECの市場占有率は低く、つまり成長空間がまだ大きいことと、もう一つはアパレル産業は他の3C商品と異なり、リピート率が高く、需要が再生しやすいことにあるということ。

2.市場主体の多元化
ECを展開している企業の中で、伝統的な服装生産企業もあれば、「淘品牌」出店を中心とした企業、実店舗販売を中心とした企業、またブランド専用オンラインショップや、オフィシャルB2Cモールを持つ企業もある。それらの主体は相互融合し、市場多元化をますます促進していく。

3.伝統企業の参入
アパレル業界を全体的にみると、伝統的な販売ルートは依然中心となっており、この現状はしばらく続くのだろうが、それらの伝統企業は次第にECの戦略的意義に気づき始め、積極的に参入する姿勢を見せている。

4.「淘品牌」の影響力が浸透し始まる
「淘品牌」はこの1,2年間大きな成長を遂げ、今後の活躍も期待に値する。

※「淘品牌」とは、元「淘宝商城」(現在「天猫Tmall」に改名)から発足し、消費者から多大な人気及び注目を得た、淘宝商城のお薦めオリジナルブランド群の概念である。アパレルデザイナー達がオリジナルブランドを創立し、元「淘宝商城」で出店すると大ヒットしたことがその由来である。アパレル以外、現在「淘品牌」は玩具、化粧品などの分野まで普及し、それらのインターネットで(特に淘宝で)高い知名度を持つオリジナルブレンドが、一つの集まり――「淘品牌」として企画され呼ばれるようになった。

※本報告にある「アパレル」や「服装」業界とは、狭義的に細分化すると、服装、靴類、鞄類、運動服、ベビー服、パジャマ、アンダーウェア、およびアクセス類などを含む。

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トレンド・トップ10

まずは、マーケティング専門家のRichard Hoがまとめた「中国の小売ビジネスを取り巻くトレンド・トップ10」を紹介しましょう。

ここ数年、中国の消費総額は年間約15%の伸びを見せており、中国市場はブームのただ中にあります。そうした中、FMCG(消費財)も品質で選ばれる傾向が見られるなど、中国の消費者トレンドも刻々と変化しています。と同時に小売ビジネスを取り巻く環境も大きく変化しています。

以下に掲げるのは、Richard Hoが着目した10項目です。また、これについて、中国市場のリサーチを専門とするChina Strategic Development Partners社のRichard Brubakerよる補足的なコメントも末尾に掲げました。

1. 地方都市における中産階級層が増大
2. 都市の拡大傾向
3. 小売業界の多様化
4. 小売業界の競争激化
5. 物流ネットワークの発展
6. 多国籍企業の大都市進出
7. 地方都市を基盤にしたローカル企業の成長
8. 新たな経営戦略の導入
9. 品質と安全性の向上
10. 消費財ブランドのグローバル化(10年後)

(1)中国のいわゆる2~3級都市の発展(富の増大)には目を見張るべきものがあり、一流ブランドやそれに次ぐブランド市場も発達。この傾向は今後も持続すると見られます。

(2)こうした都市における購買額の伸びは1級都市を上回るものの、地元ではなく、あえて上海、北京、香港でブランド品などを購入する傾向も続いています。大都市でのショッピングはステータスシンボルでもあり、例えばルイ・ビトンのバッグを購入するにしても、成都(四川省の首都)のパンダモールではなく、わざわざ香港で購入するといったぐあいです。

(3)2020年以降、中国は重大な社会経済的要因にどう対処するかが問題となってきます。すなわち、現在の中国の消費者層の中核をなしている80年代生まれは、仕事や両親からのの援助で可分所得に恵まれています。しかし彼らはまもなく、両親や祖父母の経済的な面倒を見る立場に置かれることになります。こうした状況になったときに、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性もあります。

(4)地元企業が競争や合併等などで市場から撤退する一方で、ナショナル・ブランドが確立するはずです。そうなったときの海外企業がどのような戦略で対抗するかが見物となります。地元の保護主義が台頭する可能性が高くなりますが、これもまた海外企業にとっては、品質向上と安全性強化で消費者の支持を得るチャンスと言えるかもしれません。

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グーグル撤退後の中国の検索市場

グーグルは2010年3月、中国撤退を余儀なくされました。これにより、中国の検索サービス最大手のバイドゥ(百度)の市場独占が予測されましたが、同年の第1四半期の結果を見る限り、それは正しかったようです。バイドゥの純利益が、1年前の同期1億8100万元から4億8100万元へと大幅な伸びを見せたからです。

さらにバイドゥの市場独占は中国国内のみにとどまらず、世界的にも波及しそうです。アジアを拠点とする投資銀行CLSAのアナリストは、「今後徐々にグーグルのトラフィック(利用量)は中国以外でも下降していくと同時に、オンライン広告予算の3分の1はバイドゥにシフトされるのではないか」と見ています。

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中国の検索エンジン市場

これまで、中国の主な検索エンジンといえば、バイドゥ(百度)、グーグル(谷歌)、ヤフー(雅虎)、ソーゴ(捜狗)、ユウドウ(有道)、チュウソウ(中捜)といった顔触れでしたが、2010年にグーグルが撤退を余儀なくされた後、バイドゥが市場をほぼ席巻し、70%以上のシェアを占めています。

インデックス数は、WEBページ7億4000万超、画像8000万、マルチメディア・ファイル1億と、膨大な規模を誇ります。バイドゥの後を追うのがチュウソウです。2010年、中国のポータルサイト第2位のソーフー(捜狐)と、アリババ(阿里巴巴)が提携し、ソーフー傘下のソーゴを基盤にした新ソーゴを設立、中国の検索市場の開拓に乗り出しています。

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Eコマースを成功に導くアドバイス―その4

(4)ビジターの名前やメールアドレスなどを把握できるよう、ビジター向けの特典を用意し、ビジターとのコンタクトを切らさないように心がけます。また、ビジターを増やすためには、検索順位を上げる方法なども積極的に採用することも必要です。

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Eコマースを成功に導くアドバイス―その3

(3)中国人が喜びそうな製品やサービスを提供します。製品の写真はときどき新しいものに変え、年間当たり1~2つの新製品を提供できれば、事業拡大のチャンスとなります。そうした新製品がない場合には、ほかの業者との提携で工夫します。

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Eコマースを成功に導くアドバイス―その2

(2)Eコマース事業の全体的なプロセスをチェックするとともに、ビジターについてはもちろん、あらゆる点に関してしっかり記録や統計を取っておきます。中国向けEコマースでは、サイトの良し悪しは特に大きな比重を占めます。ほかのサイトと比べ、購買意欲を刺激するサイトを作らなければなりません。そのためには、WEBマーケティングの専門家やデザイナーの意見を聞くことも重要です。

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Eコマースを成功に導くアドバイス―その1

次に述べることは、これから新しく中国向けEコマースを始めようとする人のみならず、既に始めている人にとっても、Eコマースを成功に導くために役立つアドバイスです。

(1)Eコマース業界の状況についてのリサーチをできるだけ多く行います。そしてWEBサイトについてもしっかりチェックし、理想的なサイトは何かについて、自分なりの判断基準を持てるようにします。サイトにも流行はあるとはいえ、基本的なトレンドは変わらないものです。

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中国人ショッパーに人気の日本製品―その3

中国には6億人の愛煙家がいますが、それを反映するように、東海のタバコ用フィルター「バイオパイプ」(4元/0.6ドル)が人気商品となっています。頭髪用「ライオン薬用クレンジングシャンプー」も人気です。中国人の購買力が増すとともに、こうしたヘアケア商品も売れてきます。

多くの日本製品が中国で人気を博しますが、すぐに粗悪なニセモノが横行するため、消費者にとっては本物への関心が薄らいでしまうのも事実です。これにこそ、Eコマースによって中国人消費者に本物を提供する意味があるのです。

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中国人ショッパーに人気の日本製品―その2

“トップ10”に日本製の粉ミルク(明治粉ミルク「ほほえみ」218元/32ドル)が名を連ねたのは、2008年に起きた粉ミルクへのメラミン混入事件がきっかけです。これを機に、インターネットで直接商品を購入できるメリットを中国人は知ったはずです。

中国製粉ミルクは日本製よりもずっと安いのですが、乳児の健康には代えられません。やはり乳児用品でランク入りした商品に、ベビー用おむつ(花王「メリー」やユニチャーム「ムーニー」128元/19ドル)があります。

また日本製品で、中国ならではの人気商品と言えば、貼るタイプの虫除けパッチ(20元/3ドル)です。

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